最近、韓国フィギュアの女子トップ選手がイタリア合宿中に未成年飲酒&後輩男子選手にセクハラしたため、3年間の資格停止処分を受けたと大きく報道された。
そしてこの女子トップ選手とは昨年埼玉で開催された世界選手権で銀メダルを獲得した「イヘイン」であることが明らかになり、世界中のフィギュアスケートファンに衝撃を与えている。
27日、イヘインは韓国YTNのインタビューに応じ、大韓スケート連盟から3年間の資格停止処分を受けたことを自ら公表。連盟から指摘されたセクハラ行為については完全否定し、相手とされた後輩男子選手については恋人関係であったと説明した。
また、イヘインは未成年飲酒については認めており「本当に申し訳ございませんでした」と謝罪。しかしセクハラ行為については「(後輩男子選手と)付き合っていた間にあったことなのに、セクハラと報じられてしまいとても心が痛く苦しいです」と釈明。
そして3年間の試合出場資格停止処分を受けたことに対しては「ミラノオリンピックのことが本当に切実で、挑戦することもできない状況です。私の世界がすべて崩れたようで、悲しく絶望的です」と率直な心境を明かし、連盟に再審を請求していることを伝えた。
ことの発端は今月10日、韓国の大韓スケート連盟はイタリア合宿中に女子選手2人が宿舎でビールなどの飲酒を複数回行ったとして、代表資格の一時停止処分を下したと発表。そして女子選手の宿舎を訪問した男子選手1人も資格停止処分を受けていた。
また、連盟のさらなる調査で飲酒とは別に、女子宿舎を訪れていた後輩男子選手に対し、女子選手1人が性的不快感を与える行為をしたとしていたことが発覚。
イヘイン以外のもう1人の女子選手はセクハラを行った女子選手に性的な不快感を与える写真を撮るなどの行為を行ったとして1年間の資格停止処分を受けた。1年間の処分を受けた女子選手も再審を請求し、女子寮を訪れた男子選手は戒告処分となった。
一方でイヘインは2005年4月16日生まれで今年高校を卒業したばかり。昨年の四大陸選手権では金メダル、世界選手権でも銀メダルを獲得し、キムヨナの後継者として注目されている。しかしこのまま3年間の資格停止処分が確定されてしまったら、2026年のミラノオリンピック出場の可能性が閉ざされることになる。